看護師の仕事は、人の死に向き合うことが多い仕事です。顔見知りだった患者が亡くなったり、病気や怪我に苦しむ患者やその家族の感情を和らげる気配りが必要となる場面も多々あります。
そうすると看護師自身が疲弊してしまい、離職や転職に繋がることもあるため注意が必要です。

看護師として働く際は、自分の心を労わることが重要なポイントです。
特に新人時代は覚えることも多く、慣れない環境に身体も心もへとへとに疲れてしまうこともあるかもしれません。そんな時でも自分を褒めたりねぎらうことは忘れず、休める時にしっかりと休んでおけば、激務を乗り越えて働き続けていきやすいでしょう。

看護師は悲しいことだけでなく、喜びや希望を感じられる場面に出会えることも多いです。病気が治って元気に退院していく患者を見送ったり、熱心に治療に取り組む患者と関わったりすることで、人の生きる力や困難を乗り越えようとする力の素晴らしさを実感することもあるでしょう。
こういった明るい場面を見ることで、仕事への情熱を取り戻したり、より患者のサポートに力を入れていこうと決意を新たにすることができるかもしれません。
また、例え悲しい場面であっても、自分の気持ちを否定せずに遺族や関係者の心情に寄り添うことができれば、仕事への意欲も減退しにくくなり、自分の心も労わることができます。

看護師の仕事は人生について深く考えるきっかけにもなりますが、あまり考え込み過ぎないよう注意し、メンタル面の調整もきちんと行う必要があります。